従業員のコンディションをこまめにチェックしていますか?
厚生労働省の調査によると、従業員の「働きやすさ」と会社の業績や離職率には相関関係があり、従業員へのコンディションチェックは企業活動を行ううえで欠かすことができません。
特に近年はリモートワークの普及によって従業員同士の顔がなかなか見えにくくなり、メンバーコンディションのチェックに頭を悩ますマネージャーも多いのではないでしょうか?
参照)働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書
そこで各企業では月次で「仕事に対してやりがいはあるか」といったサーベイを実施し、従業員のコンディションチェックを行うケースも増えています。
しかし形式的な取組みだけで、従業員一人ひとりのコンディションの変化をキャッチすることは難しいのではないでしょうか。また月次サーベイの場合、誰が調査設計を行い、得られた回答を誰が分析を行い、そして誰が現場にフィードバックするのかなどのフローが不明瞭だったり、時間がかかってしまうケースも。
潤沢なリソースがある企業であれば専任担当者をアサインすれば解決できるかもしれませんが、スタートアップ企業のようにリソースが限られる場合では、サーベイの運用自体が難しくなることもあるでしょう。
Slackデータを元にしたコミュニケーション量を可視化
OffersManagerでは、指定したワークスペースやチャンネルごとに、従業員一人ひとりのスタンプ数、メンション数、投稿数など全てのアクションを可視化することが可能です。
Slackを分析する利点は、「Slackは毎日つかうツール」であること。Slackを通じて、従業員一人ひとりのわずかな変化を見つけることがで可能になります。
たとえば「#◯◯プロジェクト」というチャンネルにいるAさんはとてもアクティブにメンバーとコミュニケーションをしている、Bさんはスタンプで盛り上げてくれている、とい今まで何となく分かっていた「見えない貢献」がリアルタイムで可視化されていくので、常に最新の従業員のコンディションを確認することが可能になります。
Slackデータによって、"事業の立役者”や"要ケアメンバー”が可視化
活用事例(overflow社の場合)
フルリモートでメンバーの大半が業務委託で構成される株式会社overflowでは、以下3点を目的にし、Slackデータを可視化したコンディションチェックを実施しています。
- 副業メンバーが多くオンボーディングが順調か把握する
- リモートワーク中心のため、全従業員のコンディションをフラットに把握する
- ネガなコンディションの従業員をケアしたい
overflowではこれらの目的のため、Slackデータを部署別・プロジェクト別・個人別に観測。毎月の推移を見つつ、ケアが必要そうなメンバーに対してはマネージャー陣がすぐにアクションできる体制を整えています。
ポジティブ・ネガティブな面が浮き彫りに
たとえばAさんは◯月にジョインし、◯月にはコミュニケーションが増えていることが下図のようにわかります。
Aさんの様子を現場のマネージャーに確認すると「キャッチアップが早く、顧客からの評価も高い」とのこと。このことから、Aさんのオンボーディングが成功した結果といえ、今後のオンボーディング成果のひとつの参考事例にもなりました。
また、以下はSlackでのコミュニケーションが多かったBさんのパターン。常にコミュニケーション量が社内でも上位だったBさんが、◯月以降は量が半減に。プロジェクトの過渡期ということもありましたが、これを見た直属のマネージャーが1on1でヒアリングしたところ、コンディションに変化があったことがわかりました。
Bさんとは変化が発生した早い段階からしっかりと話し合うことができ、すぐにパフォーマンスが回復しました。
Slackが従業員コンディションのバロメーターに
従業員のコンディション把握は、現場マネージャーの感覚に頼ってしまうことも多いのではないでしょうか。overflow社の事例のように、Slackデータの可視化によって、従業員コンディションを経営メンバー全員がフラットに把握することが可能になります。
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