このページでは、サイクルタイム分析について解説します
目次
サイクルタイム分析とは
サイクルタイム分析は、作業プロセスや生産ラインの効率性を評価するための手法です。この分析では、特定のタスクや作業が完了するのにかかる時間(サイクルタイム)を測定し、それを分析します。
サイクルタイム分析の手順は以下の通りです:
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タスクの選択:分析したいプロセスや作業から、特定のタスクを選びます。これは、プロセス内で重要なタスクやボトルネックとなる可能性のあるタスクです。
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タイムスタンプの取得:選択したタスクの開始と終了時刻を記録します。これには手動の方法(ストップウォッチなど)や自動化されたデータ収集システムを使用できます。
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サイクルタイムの計算:各タスクにおける開始と終了時刻の差を計算し、サイクルタイムを求めます。サイクルタイムは、タスクが連続的に行われる場合には直前の終了時点から次の開始時点までの時間となります。
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データの分析:得られたサイクルタイムデータを分析します。一般的な分析手法には、平均サイクルタイム、最小・最大サイクルタイム、サイクルタイムのばらつきなどがあります。これにより、効率性の改善のための問題点や改善の余地が見つけられます。
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問題の特定と改善策の提案:分析結果をもとに、遅延やボトルネックが発生している可能性のある箇所を特定します。そして、その問題を解決するための具体的な改善策を提案します。改善策には、プロセスの再設計、作業者のトレーニング、機器の改善などが含まれることがあります。
サイクルタイム分析は、生産性向上や品質改善など、様々な目的に活用されます。効率性の向上や生産プロセスの最適化に役立つ手法と言えます。
サイクルタイム分析の活用方法について
サイクルタイム分析の活用方法について、こちらの記事にて解説しています。
サイクルタイム分析の設定方法について
基本的な利用の流れ
- プロジェクトに対してGitHubを連携
- Offers MGRのサイクルタイム分析機能のページにアクセスする
- https://offers-mgr.com/performance/cycle-time/
- サイクルタイム分析設定のボタンをクリックし、設定ページに遷移します
ブランチの設定
- 除外するベースブランチ
- 集計対象から除外するベースブランチを最大30件まで指定することができます
- 除外するヘッドブランチ
- 集計対象から除外するヘッドブランチを最大30件まで指定することができます
計上の対象となるもの
- プルリクエスト作成者がプロジェクトメンバーになっているもの
- プロジェクトメンバーが変更された場合は変更後のメンバーが作成したもので再集計されます
- Botが作成したもの
- プロジェクトメンバー一覧ではBotユーザーは非表示となります
個人別で見る
サイクルタイムの結果を特定の個人に絞り込んで確認することができます。
チームのサイクルタイムを見た上で、より詳細に原因の深掘りを行いたい場合にご活用いただけます。
各指標の定義
指標名 | 定義 |
最初のコミットからプルリクエスト作成 |
first commit -> pull request 作成 |
プルリクエスト作成からレビュー作成 |
pull request 作成 -> review comment 作成 |
レビュー作成から承認 |
review comment 作成 -> approve |
承認からマージ |
approve -> merge |
レビュー無しでマージ |
pull request 作成 -> merge |
各単語の定義
単語 |
定義 |
起票者 |
プルリクエストを作成したユーザー |
アサイン |
プルリクエストに設定するアサインユーザー |
レビュアー |
レビューを実施したユーザー |
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